〠香港宛も書きたい(ラブレターパート2)

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香港2017.12.3

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香港2018.3.13

私にとって慣れ親しんだ国といえば日本のほかに香港もそう。

香港は自分のアイデンティティを形成する要素の中で多くを占めていると思う。

なんて言い方はすごく見栄を張っていますけど、香港にいると日本にいるときぐらい落ち着くのは事実。

香港国際空港では勝手に体が動いてイミグレにたどり着けて、ローカル民で溢れるお粥屋さんに行くのはモーニングルーティンで、大好きなストリートフードはエッグワッフルで、地下鉄はどの色の線がどの方面なのか大体分かる(ミニバスは一生慣れない、、この時代降車ボタンがないって何事)(臭豆腐は食べたことないし食べたくもない)(ハムユーっていう塩漬け・発酵させたくっさい魚ハンバーグは大好き)

死ぬ前に食べたいのは西苑酒家(ジャッキー・チェンがそこの叉焼が大好きで有名)の蟹hot pot🦀(蟹と春雨の土鍋煮込み)食いしん坊な私が迷わずこれ!って言ってるんだから本当に美味しいんだよ(何様) ノスタルジアと圧倒的美味のコンビネーション、、もう想像しただけで涙がでてくるぜ、、、take me there immediately!!

 

香港で過ごした7年間が無ければもちろん英語はできないし、異文化に対する自分の視野は狭かっただろう。

日本以外に落ち着ける国があるのってすごく特別なことだなって思う。

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香港2019.2.15

「香港が香港でなくなる」

いまそんな状況に香港が置かれているのが心底悲しい。

今まで政治の透明性を保持してきた香港が「一つの中国」に浸食されそうになっている。

 

世界腐敗指数ランキング

http://top10.sakura.ne.jp/TI-Corruption.html

では、これまた基準がよくわかりませんが、香港は175ヵ国中17位。(これは上位であるほど政治・政治家の清廉性が高いみたい)それに比べて中国は腐敗数値の平均を下回って100位に位置している。ちなみに日本は香港の一つ上の順位(ちょっとびっくりした)。

もう一つ言及すると中国は海外のSNSの使用が禁止だ。みんなの(わたしの)大好きなインスタやその他もろもろ、グーグル大先生も出禁だって!一応中国版のツイッターとかは存在するみたいだけど、なぜ海外のものが使用禁止かというと国民と海外との繋がりを減らすため。外国のSNSを所轄するのは難しいけど、自分たちのものだと思い通りにできる。SNSっていうのは本当に蔓延的で簡単にニュースや記事についての意見を提示することが可能だ。意見が議論に繋がり、議論がデモ活動に繋がることもある。中国政府はそれを恐れている。

調べたら中国には情報検問システムがあって中国人は自由に情報を発信できないみたい。政府に対する批判はすぐに削除されるらしい。こっわ。シンプル怖い。なんで自分今まで知らんかったんだ(もっとニュース見よ...)。もしもいまここで書いていることがこのシステムにバレたら即アウトやん。

なんか長々と頭がよさそうなこと(下調べしてます、残念)を書いてますが、何が言いたいかと言いますと

中国という国はこれだけ自己の表現に関して制限されているということ。

香港のデモにてなぜ若者の関心が多いのか。それは将来中国の浸食のせいで自分たちの自由が制限されてしまうかもしれないから。

中国政府の実態を調べるとなぜ香港民のデモがこれほど過激なのか、どうしてそこまで「一つの中国」に対して嫌悪感を抱くのか、香港民でなくても十分に理解できるはずだ。

 

 

香港は本当に魅力的な国なんだよ。

都会とローカルの調和、エネルギッシュな町、人の親切さ、美味しい飲茶、美味しいタピオカ、美味しい牛乳プリン、美味しいワンタン麺、美味しいマンゴープリン、、、(あれ)

一国二制度がなくなったら魅力が半減どころかもうほとんどなくなっちゃうんじゃないかな。

香港は”大陸”と”違う”からこそ特別な独自性が生まれるんだと思う。飲茶だったり、広東語だったり、香港映画とかね。(完全にこれが絶対要因とは言わないけど)

 

書き出すと深みのない願いかもしれないけど、どうかノスタルジアで溢れていて私の愛するこの国が平和であってほしい。自分が住んでた頃と変わらない要素もあり、いい意味で変化もある元気な香港を訪れたい。my deary place.

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